オビドスってどんなところ?
オビドスは城壁に囲まれた、可愛らしくロマンチックな、リスボンから80キロ程と近い小さな村。その美しさや、リスボンからの交通アクセスの良さなどもあり、人気の観光地です。13世紀にオビドスを訪れて、その美しさに魅了されたポルトガルのイザベル王妃のために、デニス王がその地をプレゼントしたことから【王妃の村】と呼ばれ、以降19世紀までオビドスが王妃の直轄地となる伝統が続いていました。
オビドスの村は、石畳の道、カラフルな伝統的な家々、立派な中世のお城、丘の上からの眺めなど、楽しく散策できる要素がいっぱいで観光にぴったりです♪
オビドスへのアクセスはリスボンからバスがおすすめ!
オビドスへのアクセスには、リスボンのバスセンターから、バスに乗るのがおすすめです。
オビドス行きのバスセンターがあるのは、地下鉄のグリーンラインとイエローラインが通っているCampo Grande駅です。
Rodotejoというバス会社のRapida Verde(グリーン快速)というルートがオビドス行きです。
バス乗り場はわかりづらく、インフォメーションや地図も見つからなかったので、停車中のバスの運転手さんや通りすがりのポルトガルの方々に何人か聞いてやっと見つかりました。
距離的には駅からすぐなのですが、バスの時間には余裕をもってこられたほうが良いです。
筆者が訪れた2019年12月の時点では、バス停は、バスがたくさん並んでいるバスターミナルとは、ちょうど駅をはさんで反対側の道路にありました。
切符はバスの中で買います。この時は、バスが2台止まっていて、1台のバスの中で先に切符を購入してから乗車するバスの列に並ぶという形でした。私が利用した時は、クリスマスマーケット開催中の土曜の朝ということもあったと思いますが、大型のバスもほぼ満席でした。バスの中は無料でWi-Fiも使えます。私はのんびり過ごせましたが、隣の主人は復路だけ運転手の運転が荒く、気持ちが悪くなってしまっていましたので、ご注意ください。
オビドスに着いたら、到着のバス停の向かい側に発着のバス停がありますので、ご確認ください。
タイムテーブルは上記のバス会社の公式ホームページでダウンロードできます。
オビドス観光、見逃せないおすすめの場所はこちら!
この章では、オビドスのおすすめ観光スポットをご紹介します!
■入り口の美しいアズレージョ
Porta da Vilaは、オビドスのメイン玄関。18世紀の青い装飾タイル、アズレージョが美しいです。
■白い壁のメインストリート
Rua Direitaは、オビドスのメイン通り。白い壁の可愛らしい伝統的な建物が並び、土産物屋やレストランが並んでいます。まっすぐ進むとオビドス城(Castelo de Óbidos)に辿り着きます。
石畳の階段をのぼると見晴らし台になっています。
■オビドスの村を囲む城壁
オビドスの村は城壁に囲まれていて、城壁の上は道になっています。城壁に繋がる階段を、壁の内側からいくつか見つけましたが、私が訪れた際はチェーンがかかっていて登れませんでした。SNSで、最近の日付で城壁に登っている方々の写真も見つかるので、クリスマスマーケットの時期でお子さんがいっぱいだったから、一時的に閉鎖されていたのかもしれません。
■アズレージョの青さにはっとさせられる教会
サンタマリア教会(Igreja de Santa Maria)は、外は白いシンプルな可愛い教会ですが、中の壁が17世紀の青のアズレージョになっていて、とても美しく見ごたえがあります。
メイン通りを進んだ町の広場に建っているので内部必見です!
オビドスで観光中に、筆者が食べたおすすめメニューは、こちら!
続いては、筆者がオビドスで食べてきた美味しいものををご紹介します!
■甘いチェリーのお酒をチョコレートのカップでひと口
チェリーの1種、ジンジャの入ったお酒、ジンジ―ニャは、オビドスの名産です。
オビドスのメイン通りですぐに何軒も見つかります。チョコレートの小さなカップに入って1カップ、1ユーロ程ととても買いやすいです。甘くて美味しいのですが、実はアルコール度数は20度ほどあります。
■ポルトガルで食べたい魚料理!
オビドスのレストランJamon Jamonでランチで食べた肉厚のバカリャウ料理が絶品でした。
残念ながら、料理名を忘れてしまいましたが、検索したところ、Bacalhau assado no forno(バカリャウ・アサード・ノ・フォルノ)、オーブンでローストしたバカリャウという意味の料理だと思われます。量が多いとのことだったので、主人と分けました。写真はなので、半分の量です。
ポルトガルは海に多く面していて、魚の一人当たりの消費量は日本人以上だという調査もあります。バカリャウは、日本語だとタラで、塩漬けして干物にされたものです。
ポルトガルでは365日毎日違うバカリャウ料理を出せると言われるぐらいレシピがあり、食されています。
また、このお店では、ポルトガル料理のピリピリチキン(Frango Piri Piri)も食べました。ピリピリという響きに魅かれましたが、スワヒリ語で辛いという意味で、アフリカ諸国でも食べられているそうです。香辛料が効いているチキンで美味しかったです。
また、Portobello recheadoという、きのこの中にイチジクのジャム、チーズがトッピングされたものも、店員さんにおすすめされて選びましたが、とても美味しかったです。
■可愛いポルトガル菓子を頬張ろう♪
Bombocaは、ポルトガル語でBeijinho(Little kiss)とも呼ばれる、外はチョコレートコーティング、中は卵白や砂糖、ビスケットなどのお菓子です。
私は、クリスマスマーケット内の屋台でお酒のジンジ―ニャの入ったものを選びました。
メイン通りのパティスリーにも置いているので、ぜひお試しください。
また、ポルトガルのお菓子で日本人に最も馴染み深いのはエッグタルト(Pastel de Nata)ですが、エッグタルト同様、卵黄を使った黄色いお菓子はポルトガルには沢山あります。
写真は、町の入り口付近にあった屋台で見つけてテイクアウトした黄色いお菓子たちです。ぜひ色々と食べてみてください♪
オビドスではお城にも泊まれる!
ポサーダ・カステロ・オビドス(Pousada Castelo de Óbidos)は、オビドスのお城が改装されたホテル兼レストランです。
Pousada Castelo Óbidos is a hotel in Obidos castle. With stunning views, this charming hotel will provide you with an unforgettable stay. Book Now!
ポサーダとは、お城など歴史的な建物を改築した宿泊施設で、ポルトガル各地にあります。
このオビドスのお城は15世紀のもので、お城に泊まれるなんて、とても優雅ですよね。
レストランは宿泊客以外でも入ることができるので、行かれる際はぜひ予約をして行かれてみてください。
オビドス観光をより楽しめるイベント!オビドス三大祭りのひとつ、クリスマスフェスティバル体験記
オビドスでは、3月頃にチョコレートフェスティバル、7月頃に中世フェスティバル、12月頃にクリスマスフェスティバルが開かれます。
私は今回クリスマスマーケットに行きましたが、規模が凄いです。
入場料は一般の大人のチケットで2019年開催時は7ユーロでしたが、見応えたっぷりで、大きな天使の羽など参加型の写真を撮るスポットも沢山あり、とても楽しかったです!
お城の城壁内の中が会場で、様々な食べ物やさん、お土産物屋さんが出ているのはもちろん、芝居小屋があったり、役者さんや動物が待機している大規模なプレゼピオ(イエス様の誕生シーンを再現したもの)があったり、とにかく参加型でとても楽しくて面白かったです。
小さなお子さんも沢山いて、汽車のアトラクションや大型滑り台など楽しんでいましたが、老若男女楽しめる場所でした。
同じ会場で開催される、チョコレートフェスティバルや中世フェスティバルも、きっと期待を裏切らないだろうと感じさせてくれる内容でした!
オビドス観光にぜひ行こう!
ここまでオビドスの観光情報をお届けいたしました。
リスボンから日帰りでの観光も良いと思いましたが、のんびり泊まりで観光客のひいた夜のオビドスを歩くのも良かったです。
ぜひ、伝統的なポルトガルの町、オビドスへ素敵な思い出を作りに行かれてみてください!
☆オビドス観光の記事を読んでくださった、あなたにおすすめ!
リスボンを観光をした、筆者の体験談を載せています!!

リスボン観光、旅人体験談!はじめてリスボンに行く方におすすめ!
http://www.sakurry.com/articles/18881週間リスボン観光を楽しんできた筆者による、リスボン観光情報です。 おすすめ観光情報、知っておくとお得な情報、実際食べた食事、失敗談もシェアします! この記事を読んでからリスボンに行けば、より良い旅を過ごせること間違いなしです!
☆オビドス観光の記事を読んでくださった、あなたにおすすめ!
リスボンの空港についての記事です!!

リスボンの空港情報!市内へのアクセスや施設、お土産情報をご紹介!
http://www.sakurry.com/articles/1893リスボンの空港はリスボン市街地からのアクセスも良く、空港の規模は大きくないものの、お土産物や食事エリアも充実しています。この記事では、リスボンの空港の施設情報や市内へのアクセス方法など体験談をまじえて丁寧に解説致します!